小学生の子供を置いて16日間入院する羽目になってしまいました
よっしーは20代のとき2度の妊娠中2度とも妊娠糖尿病になったのですが、産後はギリギリ正常値になってその後内科に通うように指示もなかったのでついそのままになってしまいました。
次男を産んでから約7年経った頃、やたらのどが渇くようになり、夜中もお手洗いに行くために2回も起きるようになってしまいました。
「もしかしてこれは糖尿病の症状なのでは??」と思いましたが、病院へ行くのが怖くてそのまま放置してしまいました。
自覚症状が出始めてから1年後、風邪がきっかけで体調が悪化しました。このままだと死ぬのではないかと思い、車で救急外来に連れて行ってもらったところ「血糖値が475もあるので今すぐ入院してください」と告げられたのです…糖尿病が悪化して「糖尿病性ケトアシドーシス」という危険な状態になっていました。
そのとき、よっしーの主治医になったのは当時まだ28、29ぐらいの若い医師でした。16日間の入院を終えてようやく明日は退院…という日、主治医に呼ばれて病気についての詳しい説明がありました。
主治医は「お子さんたちは、まだ小さいの?」とまず質問しました。そして病気について説明した後で「これ以上悪くならないように、なんとしてもここで食い止めなければいけないよ」とおっしゃったのです。
そ、それは大変だったな…子供たちもきっと不安だっただろうな。
母に子供たちを預けて何とかなったけど、もうあんな思いはごめんだわ!
もし私がいなくなったら子供たちはどうなるのだろう
主治医はきっと「まだ小学生のお子さんたちは、あなたが死んでしまったらとても悲しむ。だから頑張って病気が悪化しないようにしなければいけないよ」と伝えたかったのでしょう。
確かにその通りだと思いました。夫のためでもありますけど、まだ幼い息子たちのためになんとしてもここで死んではいけないと強く思いました。
「糖尿病で死ぬことなんてあるもんか」と思われるかもしれませんけど、糖尿病合併症の神経障害があると心臓突然死する確率が高くなります。心筋梗塞になっても痛みを感じにくく、手遅れになることも多いのです。
当時まだ30代だった私。これから糖尿病がじわじわと悪化してある日突然息子たちを残して死んでしまうなんて絶対に絶対に避けなければいけないと思いました。
従来型の糖尿病治療(カロリー制限食を食べて飲み薬を飲んだりインスリン注射を打ったりする)では残念ながら良くならない方が多いということを知ったので、主治医と相談して糖質制限を開始しました。
あれから4年近く経ちましたが、「手術か眼球に注射しかないかもしれない」と言われていた目の奥の浮腫は自然に引いていきました。本当に良かったと思います。
早く発見して治療すれば助かる病気は多いです
残念なことに、病気の中には早く発見することが難しかったり、発見できても必ず治るとは限らないものもあります。よっしーは昨年、叔父を50代の若さですい臓がんで亡くしました。
しかし糖尿病のように、できるだけ早く発見して正しい対策を始めることで合併症を予防し、元気に問題なく暮らしていける病気もあるのです。
今あなたがいなくなってしまったら、お子さんたちはきっとものすごく悲しむはずです。そんなことにならないよう、自分でできるだけ気を付けなければいけないんです。
だからよっしーのように「薄々病気かもしれないと思いながら病院へ行くのがイヤで先延ばしにする」なんていうことはどうかやめてください!
早く治療を開始すれば治る病気は多いんだからね。
私のように病気をほったらかすことのないようにね!