子供は何かと病院に行く機会が多いものですが…
自分ではなく、小さなお子さんが病院へ行くのを嫌がって困ってしまうことがありますよね。泣いて嫌がる子を病院へ連れて行くのは、ママも大変です。
でも子供は予防接種をしなければいけなかったり、風邪を引いたりと何かと病院のお世話になるもの。幼稚園や保育園に行き始めると、しょっちゅう病気をもらってきますし。
年齢にもよりますが、お子さんが病院を怖い、行きたくない、イヤだと思うのには必ず何か理由があるはずです。
以前に痛いことをされたのがとても辛かったのかもしれませんし、お医者さんが怖いと思う子供もいるそうです。あまり感じの良くない医師もいますしねぇ…
知り合いの小児科医に教えてもらったんですけど、2歳ぐらいのお子さんに注射をするのがもっとも大変だそうです。
それはなぜかというと、赤ちゃんよりも力が強くなっているので全力で抵抗しますし、かといって大きい子のようにガマンすることもまだできないからです。
今回は、お子さんが病院へ行くのを怖がったり嫌がる時にどうしたらいいのかについてお話したいと思います。
未就園児が病院を怖がる場合は?
3歳以下の小さなお子さんが病院を怖がるのは、以前に何かイヤなこと(予防注射やインフルエンザの検査など痛いこと)をされた時の恐怖が原因になっていることが多そうです。
また、病院という場所の独特の雰囲気が怖いと言う場合も…慣れない場所に連れていかれると「場所見知り」になる小さいお子さんは多いですし、自閉症などの発達障害があるお子さんの場合は特にその傾向が強いそうです。
病院=痛いこと、イヤなことをされる場所だと認識してしまうと、病院へ行くと分かっただけでも子供は不安になってしまいますよね。
対策としては、「病院にアンパンマンがいるよ~」などと待合室に置いてあるオモチャや絵本などの話をしてみるといいですね。
看護師さんでたまに冷たい感じの人もいるので、なるべく子供が好きそうでにこやかな看護師さんがいる病院を選ぶのも大事だと思います。
診察の内容がだいたい予想できる場合は「今日はお医者さんがモシモシするだけで、注射はしないから大丈夫だよ」などと安心させてあげるといいですね。
園児が病院を嫌がる場合は?
少し大きくなった子供でも、以前イヤな思いをしているとやっぱり病院へ行くのを嫌がることがありますよね。
園児ぐらいの年齢になるとママの話もよく分かるようになりますし「頑張ったらあとで売店でお菓子を1つ買ってあげるわね」と言ってもいいんじゃないでしょうか?
うちの長男がインフルエンザにかかって診察を待っているとき、以前受けた痛い検査(鼻の奥に綿棒を突っ込むアレ)を思い出して泣きだしそうでした。
その時、お友達で同時にインフルエンザにかかったと思われる子が何人もいたので「AくんとBくんもお医者さんに行ったんだって、みんな泣かないで頑張ってると思うよ」と言ったら一生懸命ガマンできました。
子供が病院の診察を怖がる理由として「何をされるかわからないから」ということもあります。親切な医師であれば「まず〇〇をして、それから××するからね」とあらかじめ子供に説明してくれます。
できればそのような医師がいる病院を選んでいくといいでしょうね。わが家では、近所の耳鼻科がイマイチ対応が良くないので電車に乗って遠くの耳鼻科へ行っています。
小学生以上のお子さんが病院へ行きたがらない場合はどうする?
小学生のお子さんでも、時に恐怖心が強くて注射を断固拒否したり診察中に暴れてしまうことがあるそうです。
ママはつい「こんなに大きいのに恥ずかしい!我慢しなさい!!」と言いたくなってしまうかもしれませんが…
でも大人でも「歯医者さんに行くのがイヤ」と思う方はたくさんいますよね?イヤなものはイヤなのですが「でも放置したら大変なことになるから頑張ろうね」と言うしかありません。
小学校高学年~中学生ぐらいになると、病院が怖いというわけではなく反抗期に入るので病院へ素直に行きたがらないといったこともあるようです。
反抗期の子供って、親が自分のことを心配してくれているのだということは知っていてもなかなか素直にそれを受け止められないんですよね。
子供の気持ちを分かってあげた上で、それでもやっぱりその子自身のためにどうしても行かなければならない理由を丁寧に説明してあげるしかないですね。
子供が病院へ行きたがらない場合、ママはなかなか大変です。でも、子供が病院へ行きたくないのには必ず何かしらの理由があるはずです。お子さんの不安が解消されますように…