「標準治療」と「民間療法」について真面目に考えてみた

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標準治療以外の方法は全て民間療法でインチキ?

病気の「標準治療」というのは、その治療が安全で効果が期待できるという科学的根拠(エビデンス)に基づいて、専門家たちが「今のところ最善の方法である」と患者さんたちに勧めている治療方法です。

これに対して「民間療法」というのは、昔から一般の人々のあいだで伝承されてきた方法によって行う「おばあちゃんの知恵」的な治療法のことをさします。

標準治療ではないものをすべて民間療法とまとめて一括りにするのはどうなのかなとよっしーは思います。確かに中には「詐欺」と言われてもしょうがない高額で怪しげな商品、危険な商品を販売する業者などもいます。

 

驚く女性

 

しかしそうではなく、ただ研究がまだ十分になされていないだけで従来の標準治療よりも優れた成果をあげ始めている治療法もあるのに「標準治療以外は全てインチキである!」と言い張る方が少なくないのは残念です。

たとえば「糖質制限」はアメリカ糖尿病学会も正式に糖尿病患者の食事療法の一つとして認めている食事方法なのですが、日本では既得権益を守ろうとする人たちが頑なにこれを否定し「民間療法である」と言い張る人もいます。

 

なごみ
なごみ

新しい治療法が広まると困る立場の方は多いですもんね。

よっしー
よっしー

そうね、一般人を装ってかなりの方が…いやまぁ色々とあるわよね💦

標準治療があまり効果がないから人々は民間療法を求める

どんな病気でも同じだと思うんですけど、もし安価で広く行われている「標準治療」が本当にほとんどの患者さんに対して効果があるなら、みなさん標準治療で満足するはずだと思いませんか?

 

 

標準治療で良くならない患者さんたちがたくさんいて、みんな必死で病気を治したいと思うからこそ標準治療以外の方法を一生懸命探すのではありませんかね?

自分たちが標準治療でその患者さんたちを治してあげられない事実をそのままにしてただ「標準治療以外はインチキだ、自分たちは専門家だから患者たちの間違った知識を正してやらなければいけない!」これでは本当に困ります💦

 



 

私たち患者に言わせれば、とにかくただ治りたいんです。どこの一流大学の先生がお書きになった論文だろうが、どうでもいいんです。治ることが大事なんです。

標準治療ではない方法を患者さんたちに指導して大きな結果を出している医師たちを批判するのであれば、当然それ以上の実績を見せるべきだと思います。

ただ粗を探したり匿名でケチをつけるだけなら小学生にでもできますけど、相手以上の実績を見せるというのはそう簡単にできることではないでしょうね。

 

ただし勝手に薬などをやめるのはNG!

いわゆる「標準治療ではない治療法」をすべて民間療法と呼ぶのであれば、その中でも「正しい民間療法」をうまく利用するのはアリだとよっしーは思います。

ただし病気の種類と状態によっては、主治医に無断で勝手に薬をやめるなどすると非常に危険なことがありますので、基本的には主治医に相談すべきだと思います。

うつ病などの精神疾患を始めとしてさまざまな心身の不調に効果があるとされるメガビタミン療法は、病院でもらった薬はそのまま継続しながら食事にちょっとビタミンのサプリメントを足すだけで良いのです。勝手に薬をやめてはいけません。

よっしーは「あなたはこの先も一生インスリン注射を続けなければいけません」と宣告され、インスリン注射と糖尿病の飲み薬とコレステロールを下げる薬を出されていましたが、主治医と相談して7か月以内に全部やめてしまいました。

それから4年経ちますが、血糖値もコレステロールも腎機能や肝機能も全て正常なので主治医も何も言わず安心して経過を見守ってくれていますよ。

 

 

また現在「標準治療」とされているものは永久に変化しないわけではなく、いずれ別の方法が新しく「標準治療」になる可能性があることを忘れてはいけないと思います。

民間療法をやりたいあまり主治医に無断で標準治療をこっそり中断したりするのは危険が伴うので良くないと思いますが、標準治療と併用できる「民間療法」はたくさんあります。よっしーもビタミンなどのことはすべて主治医に話していますよ。

なんでも、自己判断でやるのは危ない場合があります。何でも包み隠さず相談できるような主治医と出会うことが出来れば、あなたにとって最高の治療を受けられると思うのです。

そのためには主治医とできるかぎり良い関係を築くように努力することも大切ですよね。そしていつでも主治医に対する感謝の気持ちを忘れないことです♡

 

なごみ
なごみ

勝手に薬をやめたりすると命に関わることがあるのでそれは気を付けないといけませんよね。

よっしー
よっしー

糖質制限のように、まだ正式には認められていないだけで医師の中にも支持者が多い方法はいろいろとあるのよ。よく勉強して主治医に相談して行いましょう。