初期の糖尿病には自覚症状はありません
糖尿病は、血糖値を下げるホルモンの「インスリン」の分泌が悪くなるか、またはインスリンはきちんと分泌されているにも関わらずうまく働かなくなっている病気です。
日本人の場合、糖尿病患者の95%は生まれつきの体質に生活習慣が加わって発症する2型糖尿病で、自己免疫疾患の1型糖尿病は少数です。このほか、薬の副作用で発症する場合や、遺伝子の関与がはっきりしている糖尿病もあります。
よっしーは父と弟が若くして2型糖尿病になり、自分も気をつけていたのですが20代半ばで妊娠糖尿病になり、いつの間にか2型糖尿病になってしまいました。
糖尿病になっても、初期のうちはまったく自覚症状はありません。のどが渇いたりやたらお手洗いに行くなど、何らかの自覚症状が出てきた時には相当進行していると思ってください。
よっしーはのどの渇きと夜中にお手洗いに起きるようになった時「もしかして私、糖尿病になってしまったのでは?」と思ったこともありました。
でも、病院へ行くのが怖くてそのまま見ないふりをしてしまいました…本当にバカなことをしてしまったと思います。
その後の経過などを詳しく知りたい方は、毎日更新しているブログ「あなたの血糖値、大丈夫?」をお読みください。
糖尿病の診断基準は?
みなさんは、会社の健康診断で「血糖値が高めです」と言われたことがありますか?もし、そのまま特に何もせずに放置してしまっているなら、とりあえず「自己血糖測定器」を購入してください。
自己血糖測定器は、糖尿病ではなくても誰でも購入して使用することができます。自分の指を穿刺器具でパチンと刺して少量の血液を出して検査します。
「自分の指を刺して血を取るなんて怖い!」と思うかもしれませんが、大して痛くありません。1型糖尿病の小さなお子さんも自分でやっていますよ。
国産の自己血糖測定器の本体は楽天市場やアマゾンなどで普通に買えますが、薬事法の関係で消耗品のセンサーチップなどは薬局等で買わなければいけません。
よっしーは韓国製のケアセンスNを個人輸入して愛用しています。1回の測定にかかるコストも安く、なかなか正確でおすすめです!
空腹時の血糖値が126mg/dL以上あると糖尿病と考えられますが、空腹時血糖値が正常値(70~109mg/dL)でも食後だけ血糖値が高くなることもあります。
病院では「経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)」という、75gのブドウ糖を溶かしたサイダーを飲んで血糖値の変化を見る検査を行います。
どのタイミングであっても血糖値が200mg/dLを超えればすでに糖尿病である可能性が非常に高いですが、そこまで高くなくても気を付けてください。
本当に糖尿病と無縁の方は、何をどれだけ食べても食後血糖値が150mg/dLを超えることはほとんどないとされていますからね。
自宅でまず血糖値を測ってみて、かなりヤバいと分かったら食事の糖質をまず控えてみましょう。そして、勇気を出して病院へ行くことをお勧めします。
糖尿病かどうかは自宅でもだいたい分かりますけど、場合によってはすでに自分でも気が付かないうちに糖尿病合併症が出ていて治療をする必要がある場合も。
ただ、いきなり病院へ行けというのはちょっとハードルが高いですもんね…糖尿病と診断されて治療をするとしても、自己血糖測定器は必ず必要になるので、今のうちに用意しておくといいのです。
すでに自覚症状が出ている場合はどうすればいい?
会社の健康診断で「ちょっと血糖値が高いですね」と指摘された程度であれば、糖質制限や運動、肥満の方はちょっとダイエットするだけで血糖値が正常化し、治療しなくてもいいこともあります。
しかし、すでに糖尿病の自覚症状らしいものが現れている場合は、イヤだと思いますができるだけ早く病院へ行きましょう。
よっしーの場合、糖尿病の自覚症状として「のどの渇き」「口の中がなんだか泡っぽくなることがある」「よく風邪を引く」「やたらお手洗いに行く(夜間も)」という症状がありました。
上の自覚症状は、血糖値が高い状態が慢性的に続いていたために起きた自覚症状だと思います。このほか、運動もしていないのに脈が速いという症状もありましたが、後で糖尿病神経障害があると分かりました。
残念ながら、ここまで来てしまうと「1度も病院へ行かずに済ませる」ことはもうあきらめなければいけません。
糖尿病合併症がないかどうか、ひととおり調べてもらいましょう。みなさんが病院へ行くのがイヤだという気持ちは本当によく分かりますが、糖尿病が進行すると本当にシャレにならない事態になってしまいます…
当サイトの記事をよくお読みいただき、勇気を出して病院へ行きましょう。しかしその前に、自己血糖測定器を買って使ってみましょう。
そして、血糖値が高めであれば医師がお書きになった糖質制限の本を1冊購入してよーく読んでください。おすすめは上の糖質制限の教科書 ビジュアル版です。小学生にも理解できそうな分かりやすい本です。
よっしーは「あなたは一生インスリン注射をしなければいけないでしょう」と宣告されましたが、糖質制限開始後7か月で完全にインスリン注射をやめることができました。
糖尿病になる方と言うのはもともと糖質の処理が苦手な体質です。だったら、自分の能力の範囲内で糖質を食べるようにすればいいんです。
糖尿病は早く発見できれば平気ですし、ある程度進行してしまっていてもそれ以上の進行を止めることが出来れば大丈夫です!!